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パクチーの話

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家庭菜園を趣味にしている。

現在は結婚をして住まいを京都市内に移しているので畑は実家の庭を借りている状況。マイナー駅からさらに離れている立地も手伝い少々広めの庭を開墾し、ほ場としているのである。

 

農業への興味は3年ほど前からで、知識ゼロの状態からとりあえず何か資格取って箔をつけようと何を思ったか「農業技術検定」なるものに挑戦。3級ということもあって2~3カ月間の睡魔との闘いを制するだけで、なんとか取得した。が、しかし当然、紙面上の知識では全く持って野菜は育てられない。なにしろ土を耕したこともなければ、肥料を買ったこともないのだ。

 

それから一旦、農業から手をひいていたが京都で週末農学校という時流感抜群の教育機関を発見。すぐさま1年間のカリキュラムを受講。学生時代以来の苦しい座学と晴れやかな畑での実習を経てそれなりの農知識を得たのであった。

 

その学校では無農薬有機栽培を命題としていたので自然と意識はナチュラリズム化し、ロハスな暮らしを夢見る中年が出来上がってしまった。そのため家庭菜園でもきっちり米ぬか油かすを使った有機肥料、無農薬の栽培計画を組んでいる。

 

さて今年もまだ寒い2月に土づくりをし、3月に種をまき、葉物野菜は何度か収穫をしている。ただ完全無農薬栽培をいきなりほ場としての歴史のない庭の土地に施したものだから生育はまちまち。おまけに虫がひどく付き、幼い苗は食い散らかされてしまっていることもざら。そんな中たくましく根を伸ばし、しっかり葉を広げ花を咲かせている作物がある。

 

パクチーだ。

そもそも香草の類は力強い。それは昨年までの農学校でも学習済みだ。あれだけの匂いを放つわけだから虫も苦手になるはずという話。最上部の写真はパクチーの花である。もりもり育つので食べきれず薹(とう)が立ってしまい遂には花まで咲かせてしまったのである。

 

採れたてのパクチーはみずみずしくフレッシュでさわやかな香りが鼻に抜ける。

しばらく冷蔵庫に保管したパクチーも充分香り高くその性能は保たれているが、やはりフレッシュ感は希薄でキツく感じる方もいらっしゃるかもしれない。パクチーが苦手な方はぜひともフレッシュな採れたてを試してもらいたい。

 

 

ともあれ、パクチーやバジルなど香草は採って配るほど生育しているので我が家のメニューにもしばしば名バイプレーヤーとして登場する。昨日もバジルを使った鶏ささみソテーを晩御飯のメニューとしてテーブルに並んだ。

その話はまた次の機会にしよう。